ばん馬の巨大スプレーアート完成 浦幌
【浦幌】国道336号沿いの大型倉庫(町ウツナイ)の壁面で制作が進められていた、ばん馬の巨大スプレーアートが完成し、道行くドライバーなどの注目を集めている。
足寄町在住のスプレーアーティスト越後谷勇樹さん(37)が23日間をかけて仕上げた。浦幌町の農業千葉匠さん(40)が所有する農産物保管用の大型倉庫(床面積455平方メートル)の東側壁面(縦4メートル、横35メートル)に描いた。越後谷さんは「こんなに大きな作品を手掛けたのは初めて。見た人に喜んでもらえる作品に仕上がったと思う」と胸を張る。
越後谷さんは、共通の知人から大型倉庫を建設した千葉さんを紹介された。「新型コロナウイルスと闘う人たちを元気づけるような作品にしてほしい」と依頼され、7月下旬から制作に取り掛かった。
「十勝らしさ」をテーマに、きらきらと輝く羽毛やチョウ、町花のハマナスを巻き上げながら、ばん馬がその先にある夢に向かって駆ける様子を描いた。5色(赤、青、黄、白、黒)をベースに、調合してカラフルに仕上げている。
千葉さんは「出来上がるのを楽しみにしていた。すごくいい感じに仕上がっていて満足している。敷地内に入って自由に写真撮影してもらいたい」と話す。
千葉さんによると、倉庫周辺の空き地は開放しており、出入りは自由。制作者の越後谷さんは「インスタ映えすると思う。大きいので撮影は難しいかもしれないけど、頑張ってチャレンジしてみてほしい」と呼び掛けている。(内形勝也)