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博愛会が現場発の社会貢献プロジェクト第1弾 オリジナルエコバッグを作製

「エコバッグを使って、持続可能な社会づくりに参加して」と呼び掛ける外山さん(写真前列中央)とプロジェクトメンバーら

 社会医療法人博愛会(帯広市、細川吉博理事長)は、グループ法人で推進する社会貢献プロジェクトの第1弾としてオリジナルエコバッグを作製した。7月1日に全国でレジ袋が有料化されたことに合わせ、法人全体で「脱レジ袋」を宣言。グループの各施設から集まった20~30代を中心とするプロジェクトメンバーらは「エコバッグを使って持続可能な社会づくりに参加して」と呼び掛けている。

 博愛会は昨年9月に医療法人社団から社会医療法人に移行。これを機に若手職員が上司の指示に頼らず、現場発で社会貢献活動を推進する「SDGs構想プロジェクト」を立ち上げた。

 SDGsとは国連が2015年に策定した「持続可能な開発目標」の略称で、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロにしよう」といった16の目標が設定されている。博愛会のプロジェクトもこれに沿って社会貢献のアイデアを練っている。

 オリジナルエコバッグの作製と脱レジ袋宣言は現在進行中の17の企画案の一つで、レジ袋の有料化に合わせて実現することにした。社会医療法人と社会福祉法人で構成される博愛会グループの職員900人に幅広く使ってもらうため、事前にアンケートを実施していた。

 博愛会のシンボルマークである「あおがめマーク」をあしらってエコバッグのデザインを決定した。7月から同製品を開西病院(帯広)の売店などで220円で販売し、職員や地域の人らが気軽に利用できるようにした。

 プロジェクトリーダーを務める外山史教さん(40)=開西病院・地域連携部=は「新型コロナウイルスの影響で人と人が交流する企画は難しい状況だが、できることから活動を開始することにした。法人職員や地域の皆さんと一緒に、SDGsの活動を根付かせたい」としている。(奥野秀康)

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