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18条通の光西橋、早ければ24年度に架け替え

歩行者用の人道橋(左)と車道橋を一体にして架け替える予定の光西橋

 帯広市は、市道18条通の光西橋(西18・19南3)について、早ければ2024年度中の架け替えを計画している。道路幅が狭くて見通しが悪いため、行き交う車の接触や衝突事故も起きていた“難所”。新しい橋は車道の幅が現在の5メートルから9メートルに広がり、両側に歩道を設けるなど、道路環境が大きく改善される見通しだ。

 光西橋は柏林台川に架かる長さ約40メートルのアーチ状の橋。柏林台通から中島通まで南北に通る幹線道路にあり、白樺通沿いの商業施設や広陽小学校などが近い。

 車道橋と人道橋に分かれるが、車道橋は幅5メートルほどで路肩部分もわずか。普通車同士はすれ違えるが、大型車は難しく、橋の手前でいったん停止して対向車を待つ車が目立つ。橋がアーチ状のため見通しも悪く、橋の両側にある横道から出てきた車とぶつかる事故も相次いでいた。近くの商店主(58)は「特に冬は雪があるので通りにくく、事故が増える危ない橋。皆、架け替えを望んでいるのでは」と話す。

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 1974年の車道橋建設時、周囲は牧草地が広がり、車の往来も少なかった。その後は市街地が西側に開発されていき交通量が増加。車両の大型化も進んだ。地元の広陵連合町内会の古澤慎二会長は「緊張しながら通らなければいけない橋。新しくなって安全が確保されるならありがたい」と願う。

 築45年で老朽化し、市の調査では補修が必要となっている。市は「架け替えが必要な市街地の橋では最優先」(土木課)の位置付けで、既に拡幅されている橋の前後の道路に合わせて建設することになった。

 計画では、橋の南側から白樺通までの約170メートルを都市計画道路の基準に広げる。車道橋と人道橋は一体にし、車道は幅9メートル、その両側に幅4・5メートルずつの歩道を設ける。形状は一般的な平面の桁橋に変更する。

 今年度は道路の詳細設計を行い、その後、交通量調査や用地取得などを進める。活用を見込む国の交付金次第だが、24年度以降の開通を予定する。市土木課は「通学路で、地元からも架け替えの要望があった。できるだけ早く進めたい」としている。(安田義教)

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