山岸伸さんが写真ラベル酒発売 ばんえいやジュエリーアイス とかち観光大使
【東京】とかち観光大使で写真家の山岸伸さんは、写真家の作品をラベルにした酒をプロデュースした。第1弾は山岸さんのばんえい競馬、第2弾は帯広の英語学校学院長浦島久さんのジュエリーアイス。「観光大使として十勝に恩返しできれば。ボトルを大切に保管してほしい」と話す。
広告やグラビア撮影で活躍する山岸さんだが、新型コロナ感染拡大で仕事のキャンセルが相次いだ。事務所維持のためにも新たなビジネスを検討し、薩摩恵比寿堂(鹿児島)の協力で5月から販売を始めた。
商品は国産・海外産のウイスキーやワインで、これらの酒に合う写真を厳選した。第1弾にばんえい競馬を選んだ理由について、「これ以外に考えられなかった。全国的な知名度があり、最高におしゃれ」。山岸さんは、ばんえい競馬の写真を約10年にわたり15万枚以上撮り続けている。商品は5種類で、白い息を吐き生命力みなぎるばん馬の写真がその価値を高めている。
10人程度の写真家の作品をシリーズ化すれば相乗効果が出ると考え、第2弾には豊頃町のジュエリーアイスを採用した。山岸さんは「ロックに合い、ウイスキーのボトルにふさわしい」と説明。現在はネット販売限定だが、今後は十勝で土産用に販売し、ばんえい競馬とジュエリーアイス撮影ツアーの計画もある。ジュエリーアイスの命名者である浦島さんは「自分の写真がラベルになり感動した」と話す。
第3弾はルーク・オザワさんの「ヒコーキ写真」。商品は薩摩恵比寿堂のホームページ(https://www.ebisu-do.jp/shin-yamagishi/)で購入できる。価格は2400円から。(池谷智仁)