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「恋文」テーマの川柳公募で最高賞の天位 帯広の高橋くるみさん

作品が掲載された「川柳マガジン」5月号を手に、最高賞を喜ぶ高橋さん

 川柳の総合雑誌「月刊 川柳マガジン」(新葉館出版)が創刊20周年を記念して作品を公募した「懸賞二○二○」の2月募集分(如月賞)で、帯広市の高橋くるみさん(68)の句「トリセツをお届けします愛してね」が最高賞の天位を受けた。高橋さんは「うそみたいでびっくりした」と喜びを話している。

 高橋さんは帯広川柳社(菊地績人代表)に6年前から所属。同公募は1年間、毎月課題を変えて全国から句を募る企画で、著名な川柳作家30人が審査する。

 今回の公募(2月29日締め切り分)には計3950句が寄せられ、天・地・人を各1人と、ほかに秀作、佳作が選ばれた。

 高橋さんは同誌主催の川柳公募には初めての参加で、「今回の『恋文』というテーマに心引かれた」と応募を決意。公募用に6句ほど考えたが、賞を受けたのはその中でも最後に思い付いた1句だったという。

 人気ポップ歌手のヒット曲をモチーフに「なかなか思い付かない中、肩の力を抜いた1句だった。それが評価を受けたのかも」と振り返り、「北海道の川柳の良さを広く伝えられるよう、今後も頑張りたい」と意欲を新たにする。

 賞金は10万円。高橋さんの句は「月刊 川柳マガジン」5月号(4月27日発売)に掲載されているほか、新葉館出版のホームページでも紹介されている。(大木祐介)

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