挑戦続々、少年サッカー連盟のリフティングチャレンジ 1000回超えも11人
十勝少年サッカー連盟が8日からスタートさせた企画「コロナに負けるな! リフティングチャレンジ」に参加した子どもたちから同連盟事務局へ報告が続々と寄せられている。11日現在77件で、1000回を超える“猛者”も。自分の実力を試したり、従来の回数を超えようと頑張っているたくさんの子どもがいることが分かり、事務局では「回数が少なくても自分が頑張った証しとして報告してほしい」と呼び掛けている。
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新型コロナウイルスの感染拡大と防止対策として道内サッカー界は6月中旬まで大会やリーグ戦、トレセン、各種研修を自粛。学校の休校で少年団活動も休止している。
同チャレンジは、自宅にこもってストレスを感じている子どもたちに目標を持って体を動かしてもらおうと企画。リフティングの最高回数をランキング付けし、最後に表彰を行う。
帯広市内の内山大晴(たいせい)君(光南小5年)と大地君(同4年)兄弟は9日、グリーンパークで挑戦した。父富博さん(43)が動画撮影のためにスマホを芝生の上に設置し、その前で2人が交互に行った。大晴君は従来のリフティングの自己ベストが193回。今回は両足をうまく使って1回目に235回、2回目に280回と記録を大幅に伸ばした。「500回を目指す」と意気込んだ。
大地君はリフティングを苦手としており、これまでのベスト記録は14回。動画撮影の緊張感もあってか、最初は4、5回でミスしていたが、長兄の颯大(そうた)さん(帯緑陽高1年)から「右足だけでなく、左足でバランスを取って」などアドバイスを受けて徐々に7回、8回と安定。グリーンパークでは12回だったが、夜には自宅で再挑戦し、13回とした。「1位になりたい」と弱音を吐かずに何度もチャレンジし続ける大地君に「諦めない。焦らない」と声を掛けていた富博さんも「負けず嫌いなところが見られた。自分はできると思って続けてくれれば」と目を細めていた。
大晴君はその後、385回とし、大地君も16回と更新している。
11日現在、77人から報告が送られてきており、最多は5年生男子の1813回。1000回超えは11人いる。同連盟の宇野和哉事務局長は「たくさんの子どもたちの名前を載せたい。回数は頑張った証しなので、他の子よりも少なくても気後れすることなく報告を。自分の記録を上回ることを目標にし、自己ベストを更新していなくても挑戦の課程として毎日報告してほしい」と話している。
チャレンジの方法は、リフティングの回数を声に出しながらスマホなどで録画し、その最高回数のみを同連盟にメールで報告。1人1日1回までとし、期間は今月31日まで。同連盟のホームページ、フェイスブックに順次更新情報が掲載され、最終的な順位を決める。動画は最終表彰の時に確認用として必要。カテゴリーは小学1~6年の各学年男女別で、幼児のほか、番外編としてコーチや保護者も設けている。ルールとして、チームで集まったり、仲間がたくさん集まったりせず、家族で実施することを求めている。
回数報告は件名に「リフティングチャレンジ」と記し、(1)チーム名(2)選手名(3)学年(4)性別(5)回数を同連盟(Eメール=monpy@sea.plala.or.jp)に送る。チャレンジの方法はホームページとフェイスブックにも掲載している。問い合わせは宇野事務局長(090・2814・2267)へ。(大野篤志)