大津海岸で四角い太陽 読者が撮影
【豊頃】ジュエリーアイスの撮影で多くの観光客が訪れる大津海岸の十勝川河口で、「四角い太陽」が撮影された。
帯広市の会社員石田真咲さん(44)が14日朝に撮影した。朝日に映えるジュエリーアイスを撮ろうと海岸で待っていたところ、水平線から登る太陽がどんどん四角くなっていくのを見たという。
四角い太陽は蜃気楼(しんきろう)の一種で、海面近くと上空の温度の差が大きいときに発生する。一定の条件が重なったときにしか現れない珍しい現象として知られる。道東などで冬季まれに見られる。
石田さんは昨年、だるまのような朝日を大津海岸で見たことがあったが、四角は初めて。「ただただすごいと思ったが、周りの方々が『これはレアだよ』と教えてくれ、さらにびっくりした」と話している。 (塩原真)