東京五輪道内聖火リレーに高木姉妹ら46人 十勝管内3人も
【札幌】道は7日、2020年東京五輪の聖火リレーで、道内を走る12~87歳の46人のランナーを発表した。3人一組で走る「グループランナー」には、18年平昌冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜きで金メダルを獲得した幕別町出身の高木菜那(27)と妹の美帆(25)、釧路管内厚岸町出身の佐藤綾乃(23)の3選手を選出した。
十勝管内在住者では小田文英さん(41)=会社役員、帯広市=、田中義博さん(62)=歯科医師、音更町=、長野富美恵さん(56)=団体職員、帯広市=の3人が選ばれた。
道内の聖火リレーは6月14日に函館市を出発し、15日に札幌市に到着。18市町をランナーが走る。14日の帯広競馬場で行うリレーは、コース外を出発し、ばんえい競馬を活用する方式で注目を集めている。聖火リレーは3月26日、福島県から出発する。
高木姉妹らは15日にランナーを務め、道内の最終到着予定地となる札幌市中央区のすすきの交差点北側(駅前通)-札幌市北3条広場(アカプラ)が想定される。アカプラは、各日の最終聖火ランナー到着後にイベントを実施するセレブレーション会場になる。ランナーの担当コースは3月中に決定する。
道内の聖火ランナーは、64年東京五輪レスリング金メダリストの吉田義勝さん(78)=旭川市出身=、2000年シドニー五輪競泳女子400メートルメドレーリレー銅の田中雅美さん(41)=岩見沢市出身=らも選ばれた。
昨年7~8月に3208人の応募があり、自己PRや志望動機を基に、年齢や居住地域などを考慮して選考した。道内を走るランナーは、今回の46人のほか、聖火リレーパートナー(スポンサー)などの選出者が加わる。(有岡志信)