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牛乳と運動で筋肉アップ フードバレー推進協が講演会

運動プログラムについて講演する村田准教授

 フードバレーとかち推進協議会(会長・米沢則寿帯広市長)は5日、帯広市内のとかちプラザで、明治との包括連携協定の一環で実施した「畜大×明治 運動教室」の取り組みに関する結果報告会を開いた。教室参加者の測定データを基に、運動後の栄養飲料(ミルクプロテイン)摂取で筋肉量が増加することが分かっており、市民の健康増進を目的に企画した。

 運動教室は2018年5~11月、管内の60歳以上を対象に実施。毎日1本の栄養飲料の摂取や簡単な筋力トレーニング、月1回の運動教室を行い、参加者の体力や筋力の変化を測定した。

 測定データから、運動後にミルクプロテインを摂取すると、摂取しない場合と比較して筋肉が増加し、体脂肪が減少することが分かった。研究成果は昨年8月、関係者向けに報告されている。

 5日の報告会には212人が参加。運動教室で講師を務めた帯広畜産大学の村田浩一郎准教授と明治の中山恭佑さんが講師を務めた。

 教室では20代を境に落ちる太ももの前の筋肉と腹筋を鍛える運動を実施。村田准教授は「筋肉は身体のエンジン。体力を付けるのに筋トレが一番」などと述べた。中山さんは運動後にミルクプロテインを摂取した場合の効果を解説、「理想的な体形に近づけられる」と語った。

 健康寿命延伸の取り組みに関して帯広保健所の丹賢一課長、本別町健康管理センターの前佛友子次長、帯広市高齢者福祉課の家内郁子課長補佐も講演。たんぱく質摂取の意義について明治の三本木千秋さんが紹介した。(川野遼介)

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