帯広駅戸籍住民課分室が今月末で廃止
今月末で廃止される帯広市の戸籍住民課帯広駅分室
帯広市は２８日、パスポートの申請・交付業務などを行っているＪＲ帯広駅エスタ東館内の戸籍住民課分室を廃止する。業務効率化の一環。パスポートの交付窓口は３月２日から、市役所１階の同課に設置される。
駅分室の利用状況は、パスポート交付数が２０１４年度の２６９６件から１８年度は３７６３件と増加。住民票や印鑑登録証明書などの各種公的証明書の交付数も同様に増加傾向にあった。
パスポートの交付は申請から約２週間を要するため１４日以降に申請した人は、変更後の市役所窓口で交付を受けることとなる。
市は利用者に混乱がないよう申請時に交付窓口の変更をチラシで周知。受け取り期限は発行から６カ月で、受け取っていない人に対しても案内を送付している。
市内８カ所のコミュニティセンターと大正、川西の両支所に設置している分室についても今後、統合や廃止を検討している。
市はパスポートの申請・交付窓口の変更について、「利用者に混乱がないよう準備を進める。利用しやすい環境にしていく」と話している。（岡田優人）
