氷まつりあす開幕 多彩なイベントめじろ押し
帯広三大祭りの一つ「第57回おびひろ氷まつり」(帯広のまつり推進委員会主催)が31日、帯広市緑ケ丘公園一帯で、3日間の日程で開幕する。大雪が降った30日は、関係者が除雪などに追われた。
今年のテーマは「北国の冬にぬくもりとよろこびを」。メインの緑ケ丘公園では、十勝在住の漫画家横山裕二さんがロケットをテーマにデザインした大氷雪像がお目見え。陸上自衛隊の巨大滑り台は雪不足のため中止になったが、代わりにミニ滑り台や回転ソリなど多彩なアトラクションが登場する。他にもカーリング体験や雪上宝さがしゲームなど、冬ならではのイベントがめじろ押しだ。
公園内のステージでは陸上自衛隊第5音楽隊によるコンサートや、帯広三条高校チアリーディング部の公演などを予定。1日午後6時からは十勝毎日新聞社主催の花火大会がある。
今冬一番の大雪となった30日は、朝早くから除雪車が出動。会場の氷彫刻展では参加者たちが急ピッチで制作に取り組んだ。虎の彫像を作っている札幌の荒英伸さん(44)は「氷に描いた下書きの線がべた雪で見えず彫りにくいが、何とか仕上げます」と話した。
氷まつりは午前10時~午後8時(最終日は午後6時まで)。(高田晃太郎)
無料バスを運行 厚生病院に駐車を
おびひろ氷まつりの期間中は会場の緑ケ丘公園と帯広市内のとかちプラザ、帯広厚生病院をそれぞれ結ぶ無料シャトルバスが運行される。
実行委は公園周辺の駐車場の混雑が予想されるため、帯広厚生病院に駐車するよう呼び掛けている。
とかちプラザ発は31日が午後3時45分から、2月1、2日は午前9時45分から30分置きに運行。帯広厚生病院前発のバスは2月1、2日午前9時40分から運行する。問い合わせは実行委事務局(0155・22・8600)へ。