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パン甲子園でグランプリ獲得の清水高が知事を表敬 鈴木知事「とてもおいしい」

鈴木知事に受賞作のパンを手渡す(左2人目から)清水高の山田さん、藤田さん、曽根さん

 【札幌】昨年10月の「パン甲子園2019」(実行委主催)で2年連続グランプリに輝いた清水高校の3人が17日、鈴木直道知事を表敬訪問した。共に3年の山田晧太さん、藤田成之介さん、曽根拓馬さんらが鈴木知事に受賞したパンを振る舞った。

 大会は全道から3人一組の高校生が集まり、地元の特産品などを使った製パン技術を競い合う。道産小麦の産地である岩見沢で毎年開催し、昨年で7回目を数えた。

 山田さんは受賞作「サンティエルージュ・ドゥ・カンパーニュ」について「清水町の小豆であんを作り、蜜(糖蜜)を使ってこくを出した。生地を3層にして見た目もきれいにした」と説明。試食した鈴木知事は「生地は歯応えがあり、あんはしっとり。とてもおいしい」と感想を語った。

 卒業後は山田さんと曽根さんが就職、藤田さんは専門学校へ進学、3人ともパン職人を目指す。「勉強してまたいい結果を出したい」(藤田さん)、「たくさんの人にパンの良さを伝えられたら」(曽根さん)、「高校で学んだ技術を就職先でも生かしたい」(山田さん)と話していた。(安藤有紀)

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