スノーアートで冬の観光盛り上げ 来月、中札内でイベント
【中札内】「スノーアートヴィレッジなかさつない2020」と銘打った冬の一大イベント(村観光協会主催)が2月15、16の両日、中札内農村休暇村フェーリエンドルフで初めて開かれる。雪原をキャンバスに見立て、雪上歩行具のスノーシューの足跡で巨大な幾何学模様を描く「スノーアート」を公開する他、来場者が制作を体験できるツアーもある。
スノーアートは、地域おこし協力隊の梶山智大さん(34)が「花と緑とアートの村」をPRする新たな芸術として思い付き、昨シーズンに村有地で複数の作品を完成させた。今回は「下火になりがちな冬の観光を盛り上げたい」と、同じ協力隊員で妻の千裕さん(32)と共にスノーアートを活用したイベントを企画した。
「ふわふわの雪でとことん遊ぶ。雪のぜんぶを体感する」をコンセプトに、中札内の冬を存分に満喫できる。梶山さんが制作する縦、横各200メートルの巨大スノーアートを早朝限定の熱気球や高さ8メートルの特設やぐらから見学し、犬ぞり体験やスノーモービル、バナナボートといったスノーアクティビティーが楽しめる。
参加者自身がスノーアートを描き、ドローン(小型無人飛行機)を使って撮影できる1日16人限定のスノーアート体験フォトツアー(6日から予約開始、1人3000円)や、雪上トラクターの試乗、雪上ジムといったユニークな企画も人気を集めそうだ。
会場では、村内飲食店と管内のキッチンカーも出展する。梶山さん夫妻は「屋内休憩所もあり、寒いのが苦手な人でも安心。この冬、ここにしかない、雪でできること全部を楽しんで」とPRしている。
両日とも午前10時~午後3時。最新情報はフェイスブック「スノーアートヴィレッジなかさつない」で随時更新する。ツアー予約や問い合わせは村観光協会(0155・68・3390)へ。(小寺泰介)