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11月24日に帯信金が認知症のセミナー 道内信金では初の開催

来場を呼び掛ける(右から)五十嵐推進役、橋本和樹考査役

 「認知症予防セミナー~脳の健康を保ち、イキイキ生活する秘訣(ひけつ)~」(帯広信用金庫主催)が11月24日正午から、帯広市民文化ホール・小ホールで開かれる。セミナー講演と映画上映を通して、認知症に関する理解を深める。全国約20の信金で同様のセミナーを行っており、道内では同信金が初めて開催する。

 講演では、KUMON学習療法センター(東京)の橋口健・普及サポート部長が、脳機能の活性化と認知症の改善・予防に効果があるとされる「学習療法」について話す。この療法では、コミュニケーションを取りながら簡単な読み、書き、計算を行うことで、脳機能の維持・改善を図る。セミナーでは、家庭でできる簡単な方法も紹介する。

 講演後は、同療法を米国の福祉施設で実際に用いた様子を描いたドキュメンタリー映画「僕がジョンと呼ばれるまで」を上映する。認知症の高齢女性が学習療法を続けた結果、症状が改善していく様子から、認知症との向き合い方や、自分らしい人生の送り方を探る。

 同信金では以前から、新入職員に「認知症サポーター養成講座」を受講させるなど、認知症の人と正しく接するための取り組みを続けてきた。今回は、地域全体として認知症への理解を深めることも地域貢献につながることと考え、セミナーの開催を決めた。

 帯広信金営業推進部の五十嵐弓子推進役は「いつ身近な人が認知症になるか分からない時代。ほかの地域で開催された際も、参加してよかったという声を多く聞いた。セミナーで理解を深めてもらい、映画で、温かい気持ちになってもらいたい」と参加を呼び掛けている。

 定員300人。申し込みは近隣の同信金本・支店か、営業推進部へファクス(0155・24・3348)で。参加者の名前、住所、電話番号を伝える。

 問い合わせは同部(電話0155・67・5279)へ。(小山田竜士)

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