明治が十勝産トウモロコシのスープ販売 日罐が製造
明治(東京)は、十勝産のトウモロコシと生クリームを使った新商品「十勝産黄金のとうもろこしと生クリームで仕立てたコーンスープ」の販売を始めた。明治グループの日本罐詰(芽室)が製造、全国のスーパーなど小売店で取り扱っている。
甘さと色みが人気の生食用品種「ゴールドラッシュ」と、十勝産の生乳を使った生クリームが原料。濃縮タイプのスープで、家庭で牛乳を加えて仕上げる。「素材の良さを楽しみたい40~60代の主婦」をターゲットの中心にしている。
日本罐詰は、管内を中心に契約農家約800戸、約2000ヘクタールで栽培されたトウモロコシを受け入れている。十勝工場は2016年の台風で甚大な被害を受け、缶詰事業から撤退。冷凍とレトルトパウチを主力に加工を続け、今回のコーンスープも製造した。
先月から販売開始。明治は「十勝産のぜいたく素材を使い、牛乳を加えることで素材が引き立ちコクが出る。スープをひと手間をかけて作りたいニーズは多く、クッキングスープ市場の拡大を図っていきたい」としている。
1袋180グラム(2人前)。希望小売価格は300円(税別)。(安田義教)