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黒板に飛行機現る! 中札内中でサプライズ

黒板アートを描いた(前列左から)村奈さんと市川さんと生徒たち

 【中札内】武蔵野美術大学(東京)の学生がアポイントなしで教室の黒板に絵を描く“黒板ジャック”が26日、村内の小中学校の3クラスで行われ、登校した子どもたちを驚かせた。

 村教委と武蔵野美術大との連携企画「旅するムサビ」の一環で、今年で3年目の取り組み。同大油絵学科、映像学科、空間演出学科の2~4年生5人が21日に来村し、31日までの11日間、村民と交流やワークショップなどを行う。

 黒板ジャックは、中札内小の1年生と4年生、中札内中の1年生の教室で実施。5色のチョークで色を塗り、定規や綿棒、黒板消しや手のひらを使って約8時間かけて立体的な絵を仕上げた。

黒板に描かれた雲の中を飛ぶセスナ機に見入る生徒たち(26日)

 中札内中1年生の教室では同大2年の市川広大さん(20)と村奈将太さん(19)人が制作。「羽ばたけ」をテーマに、セスナ機と広がる雲を描いた。

 26日朝、教室に登校した生徒たちは黒板アートを見て驚き、「自分の教室じゃないみたい」「消すのがもったいない」など絵に見入っていた。野原康平さん(12)は「迫力があって、特にプロペラが細かく描かれていて今にも動き出しそう」と話した。

 雲を描いた村奈さんは「白だけで遠近感や飛行機が際立つよう描けた」、飛行機を描いた市川さんは「影にこだわって立体感を出した。驚いて見てもらえて良かった」と話していた。(藤島諒司)

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  • 【制作過程】黒板に飛行機現る! 中札内中でサプライズ

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  • 制作した(左から)村奈さんと市川さん

    制作した(左から)村奈さんと市川さん

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