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熱戦に歓声 車いすラグビー日本選手権予選リーグ

ディフェンスをかわして得点を入れるシルバーバックス(北海道)の(13)加藤選手(27日午前10時10分ごろ、塩原真撮影)

 【幕別】車いすラグビーで道東初の公式戦となる「第21回日本選手権予選リーグB」(日本車いすラグビー連盟など主催)が27日、幕別町札内スポーツセンターで始まった。車いす同士が激しくぶつかり合う迫力のプレーで観客を楽しませた。28日まで。

 車いすラグビーは「ウィルチェアラグビー」とも呼ばれ、パラスポーツの中で唯一、車いす同士のぶつかり合いが許された競技。来年の東京パラリンピックの公式競技にもなっている。

 予選リーグBには、Freedom(高知)、TOHOKU STORMERS(東北)、SILVERBACKS(北海道)の3チームが参戦。予選で1位、2位となったチームは日本選手権大会(12月)に出場できる。

 初日は午前10時開始の第1試合で、FreedomとSILVERBACKSが対戦。競技専用車いすを華麗に操作してボールを奪い合ったり、衝突音を響かせながら激しく車いすをぶつける必死のディフェンスに、観客席から「うわ~っ」「行け行け」と歓声が上がった。

 結果は67-24でFreedomが勝利した。SILVERBACKSの加藤義隆選手(47)=士幌=は「練習の成果は出せなかったが、皆さんの声援が熱くて気持ちが高ぶった。チームと自分を信じて戦いたい」、上野文士選手(35)=帯広=は「非常に厳しい戦いだったが、押されながらも声を掛け合い、点を重ねていけた。一丸となって1勝をつかみたい」と次を見据えた。

 父親の武揚さん(47)と観戦した音更鈴蘭小4年の皆川心平君(10)は「楽しかった。13番の選手(加藤さん)が点を入れるところがすごかった」と話した。

 28日は午前9時に試合開始(観戦無料)。試合の様子はFM-JAGAのYouTubeチャネルでライブ配信している。
(澤村真理子)

関連写真

  • ディフェンスをかわして得点を入れるシルバーバックス(北海道)の(13)加藤義隆。車いすラグビーはタックルが認められた激しい試合が特徴の一つだ(27日午前10時110分ごろ、塩原真撮影)

    ディフェンスをかわして得点を入れるシルバーバックス(北海道)の(13)加藤義隆。車いすラグビーはタックルが認められた激しい試合が特徴の一つだ(27日午前10時110分ごろ、塩原真撮影)

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