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「優しいあんこ」食べて十勝発信 なつぞら応援推進協が企画スタート

「優しいあの子」の発売に合わせて始まった「優しいあんこ」企画。パンやスイーツなどで十勝の魅力を発信する(ナチュラル・ココで。塩原真撮影)

 NHK連続テレビ小説「なつぞら」応援推進協議会(梶原雅仁会長)は19日、ドラマの主題歌でスピッツの新曲「優しいあの子」の発売に合わせ、スイーツ王国・十勝の魅力を発信する「優しいあんこ」企画をスタートさせた。菓子店などがあんを使ったスイーツを販売。来店者にSNSなどで発信してもらい、スイーツを通して十勝を盛り上げたい考えだ。

ポスターと商品撮ってSNSに
 企画は「あん」を使ったスイーツやパンを「優しいあんこ」商品として設定。参加店には共通のポスターを掲示し、商品と一緒に写真を撮ってもらうことでSNSなどでの拡散を狙う。

 ポスターの「優しいあんこ」のロゴはドラマのタイトルバックを製作したササユリがデザイン。オープニングの映像を連想させ、赤い服の女の子やキツネ、シカなどが登場している。

 商品バリエーションを広げるため「あん」の定義を「豆やサツマイモ、栗などに砂糖を加えて練ったもの」としている。

 スイーツは十勝地域を象徴する大切な要素の一つであり、ドラマでも帯広の菓子店「雪月」がストーリー上でも重要な役割を果たしている。

 「優しいあんこ」の名称は、曲名に使われている「あの子」と十勝を代表する「あんこ」が響きが似ていることから生まれた。

 企画には管内の11社33店舗が参加している。店舗の情報などをまとめた「優しいあんこMAP」も製作し、参加店舗やとかち観光情報センター、とかち帯広空港、管内の道の駅などに設置。「優しいあの子」のCDも11社の店舗で購入できる。

 参加店の一つ、市内のパン店ナチュラル・ココは「優しいあんこパン(ゆめむらさき)」(160円)を販売。あんに使用されているのは農薬、化学肥料を通常の半分以下で特別に栽培された「むらさきわせ」という品種の小豆で、上品ですっきりとした味わいという。

 伊藤こころ専務は「安心・安全な十勝産の小麦、小豆を多くの人に知ってもらえるいい機会になるのでは」と期待している。

 企画の実施期間は9月30日まで。同協議会事務局の高田敦史さん(帯広観光コンベンション協会課長)は「言葉遊びから生まれた企画で、なつぞらの主題歌『優しいあの子』で盛り上がる十勝のスイーツを改めて楽しんでもらいたい」と話している。(川野遼介)

<参加店と商品>
▽お菓子のまさおか「中華まんじゅう」「しおがま」
▽クランベリー「CranJu(十勝小倉)」「優しいあんこソフト」
▽こばやし菓子舗「中皮まんじゅう」「水まんじゅう」
▽創作どら焼き華どら秀月「生大福」「黒みつきなこ」
▽高橋まんじゅう屋「大判焼き(あん)」
▽竹屋製菓「そばやき」「豆太郎」
▽十勝トテッポ工房「いちご大福」
▽ナチュラル・ココ、風土火水「優しいあんこパン(ゆめむらさき)」
▽広瀬牧場ウエモンズハート「アズキアイス」
▽満寿屋商店「優しい安納芋あんぱん」「優しいあんこのタルトフランベ」
▽柳月「あんバタサン」「あずき三昧」


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