帯広カムイトウウポポ保存会の酒井さんらを表彰 十勝文化賞授賞式
NPO十勝文化会議(林光繁理事長)による「第33回十勝文化賞」の授賞式が23日午前11時から、帯広市内の北海道ホテルで開かれた。
十勝文化賞に選ばれた帯広カムイトウウポポ保存会の会長酒井奈々子さん(67)=帯広市=、十勝文化奨励賞の写真作家後藤一夫さん(69)=音更町=、十勝文化特別賞の書道家戸出大泉さん(72)=帯広市=をそれぞれ表彰した。
十勝文化賞は、十勝の文化の向上、発展のために活動する個人や団体に贈られる。酒井さんは2003年から帯広カムイトウウポポ保存会の会長を務め、後進の指導に尽力。道内外のイベントで幅広く活躍している。
授賞式には約60人が出席。林理事長が「今回受賞された3人はそれぞれの分野で研さんを積み、大輪の花を咲かせた」と式辞を述べた。
十勝総合振興局の坂部浩明副局長と米沢則寿帯広市長の祝辞に続いて、受賞者が感謝の気持ちを伝えた。酒井さんは「これからも仲間たちとともに大事なウポポを守るため、頑張って活動したい。イヤイライケレ(アイヌ語でありがとう)」と話した。(細谷敦生)
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