「ご当地おじさんハンコ」発売 モデルに中札内村民も
【中札内】道内の実在する「おじさん」の顔をデザインした「ご当地 おじさんハンコ」が今月、全道一斉発売された。ゴム製品総合メーカーの「ミツウマ」(小樽市)と大学生が北海道の新しいお土産として考案。中札内村では道の駅の「あのおじさん」もモデルになっている。
今年創業100年を迎える同社の記念の取り組みで、札幌市立大デザイン学部の学生が提案した。学生は同社が本社を置く小樽市と人口3000人前後の市町村11カ所をピックアップ。実際に地域のおじさんを取材して回った。
はんこはゴム製で、道立総合研究機構の技術協力を得て商品化。2・5センチ四方の底面におじさんの顔がデザインされ、持ち手はおじさんのトレードマークのひげと、同社の看板商品の長靴の形があしらわれている。
中札内村では道の駅で飲食店「千サルバトーレ12」を経営する深瀬宏記さん(57)がモデルに。プロフィルが書かれた「おじさん図鑑」には「俊足系おじさん」として、「サッカー大好き! 中札内のロナウジーニョ」と紹介。村のお薦めとして、「ピョウタンの滝」と地元食材を使った店の商品「loveバーガー」を伝えている。
深瀬さんは「モデルに選んでもらい光栄。はんこの使い道があるか分からないけど、道の駅の楽しいスタッフにも会いに来てほしい」と話している。
価格は2個セットで1200円(税別)。該当地域の道の駅などで販売しており、2個のうち1個はその地域のおじさんのはんこが入っている。
(高津祐也)