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十勝ウィンドシンフォニーのサックス四重奏 アンサンブル全国大会へ

全国大会に挑むサクソフォン四重奏のメンバー。前列左から金賀さん、萩原さん。後列左から藤岡さん、清水さん

 十勝を中心に活動する社会人吹奏楽バンド「十勝ウィンドシンフォニー」のサクソフォン四重奏が、21日に札幌コンサートホールKitara(キタラ)で開かれる「第42回全日本アンサンブルコンテスト」職場・一般の部に出場する。管内からこの部門での全国大会出場は2013年以来。結成2年目のアンサンブルが初めての大舞台に向け、さらなる技術向上を目指して練習を重ねている。

 四重奏のメンバーはソプラノサックスの藤岡恵美さん(42)=帯広=、アルトサックスの清水佑美子さん(34)=同=と金賀雄真さん(21)=同=、バリトンサックスの萩原美咲さん(27)=芽室。2月17日の全道大会(札幌、職場・一般の部は12団体出場)で金賞を獲得し、さらにその中から全国切符(2団体)を手にした。

 昨年も初出場で金賞だったが、全国大会への出場は惜しくも逃した。そのため多少のプレッシャーがあったというが、金賀さんは「(演奏後は)やりきったという感じで楽しかった」と振り返る。

 それぞれに仕事やバンドの練習もある中、週に1、2回は帯広市民文化ホールに集まり、練習を続ける。全国での演奏曲は、全道と同じF&M・ジャンジャン作曲の「サクソフォン四重奏曲」。「楽器の経験年数もバラバラで去年は少し受け身だった。今年は意見も言い合えて、家族のような雰囲気」と清水さんは言う。

 晴れの舞台に向け、「キタラでこの4人で演奏することは二度とないかもしれない」と萩原さん。藤岡さんは「全国の舞台でも楽しく演奏できたら」と意気込んでいる。(細谷敦生)

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