高齢ダンサー 心一つに NZで映画出演者と交流 エイム・ダ・さくら
【ニュージーランド・オークランド=藤島諒司】社会参加型デイサービスさくら(帯広、久保陽一施設長)の利用者でつくる平均年齢84歳前後のダンスチーム「エイム・ダ・さくら」のメンバーが、遠征先のニュージーランド(NZ)に入った。2月28日にはチームの活動の原点であるドキュメンタリー映画「はじまりはヒップホップ」の舞台となったワイヘキ島で出演者と交流し、和やかな時間を過ごした。
健康寿命を延ばそうとダンスを始めて2年半、チームはヒップホップの世界大会出場を目指して練習に励んでいる。今回の海外遠征には小川紀美子さん(78)、矢部香さん(80)、汐川由美子さん(78)のメンバー3人がスタッフと共に参加。2月25日~3月4日の日程でNZに入った。
この日、出迎えてくれたのは、映画に出演したダンスチーム「ヒップ・オペレーション」の主要メンバー、マリー・ターフリーさん(74)とレイラ・ギルクリストさん(75)の2人。レストランで食事を囲んで歓談し、レイラさんは「こんな形で会いに来てくれてうれしい」、マリーさんも「感激している」と笑顔を見せた。
食事後はエイム-のメンバーが「め組のひと」に合わせてダンスを披露。矢部さんは「言葉は通じなくても、ダンスを通して思いが届いた」と喜んだ。
今回のNZ遠征では、現地にある世界的なダンススタジオで体験レッスンを受けたほか、市街地などでプロモーションビデオの撮影にも臨む。
【10秒動画】高齢ダンサー 心一つに NZで映画出演者と交流 エイム・ダ・さくら