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イチオシ名店「魚道」 まちマイ五中エリア編

対面式の店内で接客する能本代表(中央)と和子さん(右)

こだわりの対面販売 夢の「魚屋」
 新鮮な海産物を対面式で販売する「魚道」(能本愽道代表、西16南4)。能本代表と妻の和子さんが夫婦で切り盛りする店内は、早朝から仕入れた近海物を中心に、鮮魚や刺し身の盛り合わせなど約50種類の商品が並ぶ。

 能本代表は帯広市出身。帯広柏葉高校卒業後、実家の水産会社などで約30年の経験を積んだ。昨年8月、「若い頃から自分の店を持ちたいと思っていた」と一国一城の主となった。

 とはいえ、市内で鮮魚店の開店は約20年ぶり。「当初はニーズがあるのか不安だった」と振り返るが、今では「こういう店が欲しかった」という声が多数寄せられるまでになった。前職の人脈を生かして入手するマグロの刺し身は、一晩熟成させた絶品で人気が高い。

 「商品に値段を貼って置くだけならこの業態の意味はない」と販売は対面式にこだわる。食材ごとのおいしい食べ方やさばき方を助言し、積極的にコミュニケーションをとる。

 「敷居が高いと思われがちだが、まずは気軽に来店してほしい。笑顔と感謝、利他の心を大事に、この業態を守り続けたい」。営業時間は午前10時~午後7時。水曜日定休。電話0155・67・1180
(石川友史)

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