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377人が挑む 帯畜大で一般入試

張り詰めた空気の中、解答用紙が配布される帯畜大の試験会場(25日午前9時50分ごろ、新井拓海撮影)

 帯広畜産大学(奥田潔学長)の一般入試前期日程が25日午前10時から同大で行われ、377人が筆記試験に挑んだ。

 午前9時の入室開始前に受験者が続々と訪れ、入室時刻を20分早めた。共同獣医学課程を受験した旭川北高3年の柿本美祐さん(18)は「やるだけやったので、試験は楽しみ。野鳥専門の獣医師になりたい」と話した。同大によると、交通機関の乱れなどのトラブルはなかった。

 監督者が問題と解答用紙を配布すると、受験者は集中力を高めた。英語や物理、化学、生物、数学の5科目から計10問が出題され、受験者は5問を選択して解答。前年度までは受験者が自由に5問選べたが、今年度は入学後の基礎学力を担保するため、英語1問と理科(物理、化学、生物)2問の計3問は必ず選択するように変更した。別室受験者を除き、試験は正午に終了した。

 前期日程には共同獣医学課程、畜産科学課程合わせて定員160人に対し389人が出願し、倍率は2・4倍。試験当日は12人が欠席し、受験率は96・9%だった。前期日程の合格発表は3月6日。
(池谷智仁)

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