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ケーキ待ち遠しく クリスマス 洋菓子店混雑

次々とクリスマスケーキ作りが進むケーキ店(23日午後7時ごろ、帯広市内の「Cake&Cafeあちろ」で。新井拓海撮影)

 クリスマスイブの24日、十勝管内の洋菓子店などは午前から、クリスマスケーキを購入する大勢の来店客でにぎわった。今年は22~24日が3連休でイベントやパーティーを開く人も多く、21日から予約したケーキを引き取る人も。洋菓子店は昼夜問わずケーキ作りにいそしんでいる。(松田亜弓、奥野秀康)

 帯広市内の「Cake&Cafe あちろ」(西7南24)も21日から、予約のクリスマスケーキの引き渡しを始めた。期間中、5、6人のスタッフ総出で、10種類約300台を作る。

 23日も午後6時半からケーキ作りを始め、スポンジのカットやクリームとフルーツを挟む作業を行った。次々とケーキを組み上げると、店内には甘い香りが漂った。イブ前夜の23日夜は最も忙しいといい、仕事は夜遅くに及んだ。

 織田武司シェフ(47)は「最近はスポンジの間にクリームだけをサンドするケーキも流行だが、うちはフルーツも挟んだ方がおいしいと思うので、かたくなにいきます」と笑顔を見せ、「大変だけど、喜んでもらうために頑張る。裏方の苦労も味わいのひとつに」と話す。

 市内の十勝トテッポ工房(西6南17)では24日、午前10時の開店からケーキを求める客足が絶えなかった。

 この日は22~25日の受け渡し日のうち最も多い630台を予約販売。売れ筋はカラフルな7色のスポンジが“インスタ映え”する「レインボーケーキ」(4号、2800円)やガトーショコラ(5号、3200円)など。一緒にカットケーキやチーズを求める購入客も多く、駐車場も混雑する様子がみられた。

 本郷みのりちゃん(6)は母親と弟の湊ちゃんと共に予約したクリスマスケーキを受け取り、「チョコレートのケーキ。家族みんなで食べるのと、明日のサンタさんからのプレゼントが楽しみ」と笑顔を見せた。

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