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おいしく学べる こでまり保育園の本格ピザ窯 まちマイ一中エリア編

焼き上がったピザとポーズを決める園児(助川かおる通信員撮影)

 お店で食べるピザみたい-。こでまり保育園(西14北2、栗林利克園長、園児108人)の園庭に設置された本格的なピザ窯は、月1回ほどの頻度でピザやクッキー作りに大活躍。楽しくおいしく学べる“教材”は、園児や職員の人気の的だ。(石川友史)

 同園は昨年、園庭の拡張工事を行い、その際、一角にできたスペースの利用法を検討した。保護者の発案でピザ窯を造り、備え付けることが決まった。

 父母会が中心となり、インターネットで造り方を調べて作業を開始。かつて帯広市の建設部長を務めた栗林園長も設計に携わり、難しいアーチ部分は内側に型枠を付けるなどして完成させた。昨年の開園15周年に合わせ、父母会が同園に寄贈した。

窯でピザを焼く保育士

 窯は耐火レンガ製で、縦1メートル、横90センチ、高さ66センチ。下部に燃料となる、まきを収納する。内部の温度は200度以上に上昇、生地の厚みにもよるが3分ほどで焼き上がる。窯の周囲は、安全に配慮し木製の枠で囲まれている。

 16日には3~5歳の3クラスの園児約60人がピザ作りに奮闘。こぐま組(5歳児)は生地を担当し、小麦粉とドライイーストにぬるま湯を混ぜ、手でこねて麺棒でのばした。

 こいぬ組(4歳児)、こねこ組(3歳児)は具材を用意。タマネギ、ピーマン、ソーセージを包丁で切り分け、シメジは手でちぎってチーズと並べた。

 薄くのばした生地にソースを塗り、具材を盛ったピザを1枚ずつ職員が窯に入れて焼き始めると、園児は「良い匂い」と完成を待ちわびた。

 カリカリの生地にたくさんの具材が載ったピザを切り分け、チーズがとろーり。「おいしい」と歓声が響いた。こぐま組の竹村美柚ちゃん(6)は「生地をこねてのばしたり、みんなで作るのが楽しかった。とてもおいしい。もっと食べたい」と笑顔を見せた。

ピザの具材を切り分ける園児と補助する保育士(助川かおる通信員撮影) 

焼きたてのピザを頬張る園児(助川かおる通信員撮影) 

焼き上がったピザを窯から取り出す保育士と園児(助川かおる通信員撮影) 

こねて伸ばして生地を作る園児(助川かおる通信員撮影) 

父母会が中心となって設置し、寄贈したピザ窯


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