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五輪メダリスト、帯広で底力発揮 高木菜V 高木美2位 スケートW杯

女子マススタートで優勝し、金メダルを手に満面に笑みを浮かべる高木菜那選手(金野和彦撮影)

 明治北海道十勝オーバルで16日から開催中のスピードスケートのワールドカップ(W杯)で、十勝勢のメダルラッシュが続いている。平昌五輪で活躍した、幕別町出身で共に帯南商高出の高木菜那選手(26)=日本電産サンキョー=と妹の高木美帆選手(24)=日体大助手=らの地元出身選手や、小平奈緒選手(32)=相澤病院・長野=らが、帯広でも連日素晴らしい滑りを見せ、多くの観客を楽しませている。

 第2日の17日は、女子マススタートで菜那選手が五輪同様、最終カーブで同じオランダ人選手を抜いて逃げ切って優勝。W杯個人種目を初制覇し、金メダリストの実力を見せつけた。男子500メートルは、帯広市出身で8年前のバンクーバー五輪に出場した羽賀亮平選手(30)=日本電産サンキョー、白樺学園高出=が34秒71の好タイムで銀メダルを獲得。高木美選手も女子1500メートルで2位。1位に0秒09差の小差とわずかに及ばなかった。

 池田高出の山田将矢選手(22)=日大=はディビジョンB(Bクラス)ながら、男子1500メートルで1分45秒66の国内最高記録を樹立して優勝。Aクラスでも5位に相当する好走だった。Bクラス500メートルでも頂点に立ち、同日に2冠を達成した。日本選手と共にロシアやオランダなど海外勢も続々とリンク記録を更新した。

 最終日の18日も男子1000メートルBクラスで山田選手が1分8秒85で、女子同は辻麻希選手(33)=開西病院=が1分16秒48でそれぞれ優勝。

 観客席は十勝勢の活躍に盛り上がり、大樹町の自営業堀川智子さん(45)は「リンク新記録が次々と出てすごい」と喜んでいた。(北雅貴、岡田優人)

激しい競り合いを制して優勝を飾り、ガッツポーズをする高木菜那選手(金野和彦撮影)

男子500メートルで2位に入賞し、銀メダルを手に笑みがこぼれる羽賀亮平


◆大会情報
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