管内の青い目の人形そろう 双葉幼稚園展あすから
国の重要文化財・旧双葉幼稚園園舎(帯広市東4南10)を公開する「双葉幼稚園展」が22日、同所で始まる。20日には十勝管内で所蔵されている「青い目の人形」もそろい、実行委員会(河野マリ子代表)が展覧会の準備を進めた。
今回は「青い目の人形」を集めた展示が見どころの一つ。人形は日米友好の証しとして1927年に贈られ、国内に当初1万2000体あったが、日米の関係が悪化した41年以降に多くが処分された。
同展では双葉幼稚園の「ローズ」のほか、幕別白人小の「スーザン」、旧足寄上利別小の「ドリー」、旧上足寄小の「パドロック」の4体と、90年代に新たに米国から贈られた双葉幼稚園の「スザンヌ」、白人小の「メイガン」の計6体を飾る。
河野代表は「日米友好のお人形が十勝に残っているのはすごいこと。日米関係が悪化しても人形に罪はない、その気持ちを人々は持っていた。ぜひ見に来てほしい」と来場を呼び掛けている。
24日まで。入場無料。午前10時~午後4時。(松田亜弓)