運動施設2年ぶりオープン 十勝川水系河川緑地
おととしの台風で被災した帯広市内の十勝川水系河川緑地の運動施設と公園施設が18日、2年ぶりにオープンした。再開を待ちわびた多くのパークゴルフ(PG)愛好者や家族連れでにぎわった。
施設は昨年春から復旧工事を行い、12月末に完成。再開するのは十勝川と札内川沿いの施設でPG場や野球場、遊具のある公園など。一部は芝生の生育不良によりオープンを延期する。
十勝地方は18日朝から気温が下がり、帯広の最低気温は9月下旬から10月上旬並みの8・7度だった。正午までの最高気温は22・1度と上昇し、天候に恵まれ外出日和となった。すずらん大橋近くの親水公園では、子どもが遊具を楽しむ姿が見られ、市内の大友綾子さん(39)と長男の悠生ちゃん(3)=つつじが丘幼稚園プレスクール=が、真新しくなった滑り台を楽しみ、園内の小川で水遊びしていた。
国際PG協会の公認コースにもなっている親水PG場では昨年10月にまいた芝がプレーできるまでに生育し、多くの愛好者がプレーを楽しんでいた。親水PG同好会会長の竹原孝夫さん(77)は「多くの人がこの日を待っていた。プレーを楽しみたい」と話していた。(川野遼介)