「カラフルヨガ」プロジェクト発足 健康×観光で人々を元気に
「楽しく体を動かそう！」と参加を呼び掛ける実行委のメンバー。左から２人目がホシナさん、同３人目が高岸さん
ヨガを通じて健康と観光を楽しみ、地域を盛り上げようと、十勝管内の主婦らが「カラフルＹＯＧＡ（ヨガ）プロジェクト」を立ち上げた。ラジオ体操の感覚で老若男女を問わずできる「ラジヨガ」を採用し、管内観光地を中心に体験イベントを展開する。第１回となる「カラフルヨガｉｎ十勝川温泉」を８日午前６時半から、音更町の十勝が丘公園（ハナック）で開く。
プロジェクトは十勝を中心とする主婦ら１２人が立ち上げ、帯広市内の高齢者いきいきふれあい館「まちなか」スタッフの高岸千恵さん（５４）が実行委員長を務める。一人ひとりの健康増進と、自然の中で行うラジヨガを通じ、観光客と住民の両方に十勝の魅力を感じてもらおうと取り組む。
実行委によると、「観光地で楽しく運動し、ＳＮＳなどで自由に発信することで十勝の魅力が多方面に伝わる」とラジヨガに着目。プロジェクト名にある「カラフル」には、幅広い世代と個性を持った人々が一堂に会し、健康に向かっていこうとの思いを込めた。
ラジヨガはラジオ体操のように、健康のために習慣として続けられるヨガ。さまざまなリズムに合わせてヨガポーズを取る。マットは使わず、立ったままで行う。２歳ぐらいから高齢者まで幅広い世代が楽しめ、車いすや椅子に座ってでもできる。男性の参加も呼び掛けている。
当日は実行委員でヨガやラジヨガ指導者講師として活躍する十勝出身のホシナサオリさん（上川管内上富良野町在住）のほか、実行委のラジヨガ指導者約６人が手ほどきする。今後は管内各地で体験してもらうほか、食の提案なども検討中という。高岸さんは「体が硬くても、けがをしててもできるのがラジヨガ。気軽に参加して楽しんでほしい」と話している。
８日の第１回は午前６時半～同７時１５分。高校生以上５００円（ミネラルウオーター１本付き）、中学生以下無料。定員１５０人で小学３年生以下は保護者同伴。雨天時は十勝川温泉湯の里会館で行う。問い合わせは実行委のホシナさん（０９０・６９９３・２３８０）、カシマさん（０９０・３４６８・３２４０）へ。（松田亜弓）
