十勝フォトキッズが発足 7月14日に小学生向け写真講座
十勝管内の小学生でつくる写真サークル「十勝フォトキッズ」が発足した。プロカメラマンを講師に約半年間、帯広市内を中心に月1、2回、写真講座を開く。小学生が自前で趣味やサークル活動の場を立ち上げるケースは珍しい。
写真サークルを立ち上げたのは、農業観光体験などを手掛ける「いただきますカンパニー」(本社帯広)の井田芙美子代表の長女たまきさん(11)=花園小学校6年。もともと5年半習っていたピアノをやめることを機に、趣味で取り組んでいたカメラを習い事にしようと決断。ただ、周囲にカメラが趣味の友人が少なく、一緒に学べる仲間を募りたいと、母親のアドバイスも受けながらサークルをつくることにした。
講師は、幕別町在住のプロカメラマン塚本逸彦さん。写真の基礎に関する講座から、写真を撮るときのレフ板(反射板)づくり、撮影練習までメニューは幅広く、初心者でも参加しやすいようにした。
活動期間が終わる来年の冬には、サークルで撮りためた写真の展示会も企画している。
たまきさんは「サークルを始めることでより多くの人がカメラに興味を持ってもらうことにつながれば。自分にしかできないことを全力で取り組みたい」と意気込んでいる。
初回の講座は7月14日午前9時半から、市内のとかち大平原交流センター(川西町基線61)で開かれる。参加者を募集している。対象は小学4~6年生で、一眼レフカメラやミラーレスカメラを持参できる人。先着10人、参加費は1000円。
申し込みや問い合わせはEメール(fumiko@itadakimasu.cc)へ。十勝フォトキッズのフェイスブックでも詳細を紹介している。
(安倍諒)