懐かしのCATV映像、16日から図書館で放映 開町120年池田
【池田】町立図書館(吉田輝男館長)は開町120年特別企画として「懐かしの有線テレビ放映」を同館多目的室で行う。町が運営していた有線テレビの記録映像を、初回の16日を皮切りに9月まで4カ月間にわたって計8回放映する予定。30年前のブドウ狩りや池田小学校90周年記念式典など懐かしい映像を厳選して放映する。
町有線テレビは1973年1月に国内初の自治体直営のケーブルテレビ(CATV)として開局。38年間にわたって町内各世帯へ地域のニュースやイベントを伝えてきた。2011年3月に放送終了となった後、町の歴史が詰まった貴重な映像資料として77年6月放送分からデジタル化を進め、13年にDVD約1300枚を完成させた。
図書館は、40年前の池田高校エルム祭や町内の各小学校の運動会特集、町議会中継などが収録されたDVDを引き継ぎ、3年かけ目録整理作業を終え、館内視聴できるようにした。
今年度、開町120年を迎え、40年間の話題や出来事を再び町民に届けようと当時のニュースやイベント映像の放映を企画した。吉田館長は「懐かしい映像と共に町の軌跡を振り返ってもらえれば」と呼び掛けている。
初回は16日に「さよならCATV」(1時間5分)のタイトルで、故丸谷金保元町長による有線テレビ開設当時の話を放映する。放映日や内容は節目の年に放送された番組から職員が選ぶ。最終回(9月24日)は「未来へ贈る記念写真」のタイトルで、開町100年記念事業の一環で制作した町史のDVD(50分)を放映する予定。放映開始時間は各日とも午後2時から。問い合わせは同館(015・572・6006)へ。(水上由美通信員)
◆2回目以降の放送
(2)7月21日「楽しいクリスマス」(31分)
(3)8月18日「皆既日食ほか」(同)
(4)9月1日「ブドウ狩り始まるほか」(28分)
(5)9月8日「お知らせほか」(1時間5分)
(6)9月22日「開町100年記念式典ほか」(1時間3分)
(7)9月23日「2003年 十勝沖地震ほか」(25分)