市花のクロユリ咲く 北海道ホテル中庭
帯広市内の「森のスパリゾート北海道ホテル」(西7南19、林克彦社長)の中庭で、今年も帯広の市花・クロユリが咲いている。群生地のおよそ半分が開花し、宿泊客らが紫色のかれんな花を楽しんだ。
先週から最高気温が20度を超える日が続き、16日午前に一気に花を開かせた。クロユリは8年ほど前に植えられたもので、毎年この時期に開花する。この日はポカポカ陽気の下、釣り鐘状の濃い紫色の花が咲き誇っていた。
クロユリは6月中旬までが見頃の見込み。同ホテルの伊藤裕司広報企画プロジェクトリーダーは「群生地はレストランにも面しており、利用客が写真を撮るなど人気になっている。帯広市の花を楽しんでほしい」と話している。
16日の十勝地方は気温が上昇し、正午までの最高気温は最も高い足寄で21・4度となった。帯広の正午の気温は、平年より4・2度高い20度だった。
15日は鹿追で25・8度となるなど、管内6地点で最高気温が25度以上の「夏日」を記録した。帯広は25・5度。17日の帯広は曇り一時雨の予報で、予想最高気温は24度。18日は気温が下がり、11度の予想。
(折原徹也)
◆十勝管内の気象データについて
・気象庁のアメダス観測地点(十勝管内。気温、降水量など)-気象庁公式ホームページ