高木姉妹へ 毎月野菜や肉類、似顔絵ケーキも 幕別町贈呈プラン
【幕別】平昌五輪スピードスケート女子で姉妹合わせて「金」を含む計5つのメダルを獲得した高木菜那選手(25)=日本電産サンキョー=と美帆選手(23)=日体大助手=に対し、町が今年度贈呈する地元特産品1年分の案が固まった。野菜や肉類などを毎月送るほか、2人の誕生日にはそれぞれの似顔絵入りケーキを贈呈する。
特産品を贈呈するプランは、町と町内7団体でつくる「2018平昌オリンピック出場選手を応援する会実行委員会」(柿崎俊男会長)が主催した町民報告会(4月22日、町百年記念ホール)で発表。飯田晴義町長が高木姉妹に目録を贈呈していた。
町の特産品はそれぞれに月平均1万円相当を12カ月間送る。毎月25日ごろに発送する予定で、4月分はグリーンアスパラと加工品セットを4月25日に送った。
贈答品は、ふるさと納税の返礼品をベースとしている。5月は地元で飼育しているどろ豚のセット、6月は各種オリジナルチーズ、7月は町内菓子店のお菓子詰め合わせを検討している。菜那選手はインタビューなどで「お米が大好き」と話しているため、来年1月には幕別産の米を送る考え。7月2日生まれの菜那選手、5月22日生まれの美帆選手の誕生日には似顔絵入りケーキを冷凍輸送し祝福する。
町政策推進課は「高木姉妹においしい町の特産品をたくさん食べてもらい、地元食材の魅力発信やさらなる活躍につなげてほしい」と話している。(松村智裕)