古里中札内でALT キャッツアー望仁夏さん 父も指導助手体験
【中札内】今月、村教委の新たなALT(外国語指導助手)に、村出身のキャッツァー望仁夏(もにか)さん(23)が着任した。米国人の父ケリーさんも1995年から3年間、村の指導助手を務めた。「小さい頃にお世話になった村に戻ってきて、子どもたちの成長に関わりたい」と抱負を語る。
キャッツァーさんは、ケリーさんと村出身の美夏さんとの間に生まれた。ケリーさんは米国エルマ市出身で、2015年まで続いた村と同市の国際交流の橋渡し役を務めた。村での任期を終え、一家で同市に移り住んだ後もたびたび中札内を訪れたり、高校1年時に帯広三条高に留学した。
ワシントン大学で日本語やプログラミングを学び、卒業。「日本語の歴史やビジネスでの日本語の話し方を学んだ。漢字の由来は興味深かった」と振り返る。
「幼い頃に父が取り組んでいた仕事に関わりたかった」とキャッツァーさん。今年度から小学3~4年で英語の授業を始めるため、村教委が探していたALTへの着任を希望した。
小学校の英語の授業を担任教諭と共に担当する。村の子どもたちは「明るくて、言うことを聞いてくれる」という印象。「まずは英語を楽しんでほしい。合っているかではなくて、伝わるかが大事」と話している。(深津慶太)