帯広児童劇団の田所団長30年に区切りで引退
帯広児童劇団(田所義国団長、団員20人)の卒団式が25日、帯広市児童会館で行われた。前身の「帯広市児童会館演劇クラブ」が1988年に設立してから30年間劇団の発展に貢献してきた田所団長(70)が今年度で引退した。
卒団式には18人が出席。田所団長から団員に修了証書と記念品が手渡された。今年度は小学2年から高校3年までの20人が在籍。昨年11月に「ミュージカル 幸せ通り花屋の街角右曲ル」を2日間公演した。
田所団長は劇団の30年と自身の70歳の区切りから、今年度で引退を決意した。辻敦郎監督から表彰状、団員から花束が手渡され、田所団長は「昨年の30周年記念公演はとても感動した。演劇は子どもたちの表現力を豊かにする。これからは一歩退くが劇団の活動を楽しみに見続けていたい」と述べた。
来年度の団長は新年度の発会式で正式決定の予定。18年の演目は13年に公演された「ミュージカル Green」。札幌公演も行われた人気の演目を新団長のもとで5年ぶりに上演する。(藤島諒司)