高木姉妹のスケート靴や過去のメダル展示 幕別町役場
【幕別】平昌五輪女子スピードスケートで2つの金メダルを獲得した町出身の高木菜那選手と、金、銀、銅3色のメダルをそろえた妹の美帆選手が過去に使用したスケート靴、これまでの国際大会で受賞したメダルなどが12日から、町役場庁舎1階ロビーで展示されている。31日まで。
町は五輪期間中にパブリックビューイング(PV)を町内で開催し、会場で高木姉妹の貴重品を展示。今回はそこから約50点を選び、ガラスケース内で飾っている。
ワールドカップ(W杯)や冬季アジア札幌大会(2017年、スケート競技は帯広会場)でのメダルや記念品など。全十勝小中学校選抜選手権(05年、足寄)で菜那選手が小学6年女子、美帆選手が同4年女子を制したときの記念の盾もあり、姉妹で競技に打ち込んだ歩みを垣間見ることができる。
ロビーには高木姉妹の等身大パネルも置き、一緒に記念撮影をする人も。美帆選手が五輪後の世界選手権(オランダ)で日本勢初の総合優勝を果たしたこともあり、役場を訪れた町内在住の70代男性は「語り継がれる快挙を次々と成し遂げていて町の誇り。いい思いをさせてもらっている」と話し、興味深く“お宝グッズ”を眺めていた。
「目指せ金メダル!」の文字を入れ、町内各所で掲示した応援幕は5日から、「祝 おめでとう金メダル」と書いた祝福幕に変更。歓喜の余韻は続いており、今後、姉妹によるパレードや報告会など祝賀イベントが予定されている。
4月2~13日は場所を移し、忠類コミュニティセンターで展示する。問い合わせは町教委(0155・54・2006)へ。(松村智裕)