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「とかちリトル映画祭」開幕

開幕に際し、映画祭の意義などを話す逢坂監督(左、26日午前10時20分ごろ)

 世界の短編映画などを集めた「第2回とかちリトル映画祭」が26日午前10時、帯広市のロフトクラブで開幕した。同所を含む市内中心部の4カ所で、28日まで計20作品が上映される。

 主催は上映会場の1つであるホテル・ヌプカ(坂口琴美総支配人)と、十勝が舞台の映画「My little guidebook」の監督で、幕別町出身の逢坂芳郎さんが代表を務めるMLGフィルムパートナーズ(東京、帯広)。

 上映作品は「My-」の特別編や、昨年の札幌国際短編映画祭の受賞作品をまとめた「アワードプログラム」2本、ベネチア国際映画祭などで賞を獲得した長谷井宏紀監督の「ブランカとギター弾き」など。1プログラム90分で、1日4プログラムをいずれかの会場で上映する仕組み。

 初回上映のロフトクラブ(西2南10)には10人ほどが来場。逢坂監督は「街に映画館が減る中、さまざまなスタイルの映画を多くの人に見てもらいたかった。街中のにぎわいにもつながれば」と話した。会場ではアニメーション「パンのとこやさん」(韓国)など6作品を上映。札幌国際短編映画祭のプロデューサー久保俊哉さん(札幌)も駆け付け、「多様な映画を地方で見られる意義は大きい」とエールを送った。

 28日午後3時からのプログラムでは長谷井監督のトークショーもある。当日券は1プログラム1200円。問い合わせは会場の一つ、日曜喫茶館(0155・67・0646)へ。
(佐藤いづみ)

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