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Jリーグへ、総合クラブ北海道十勝スカイアース設立

北海道十勝スカイアースのフラッグを手に持つ(左から)金澤取締役、藤川代表取締役、小池取締役、昆取締役

 Jリーグ参入を目指す社会人サッカーチームを運営する総合型地域スポーツクラブ「北海道十勝スカイアーススポーツ」(藤川孝幸代表取締役)が設立され、20日に市内西3南9で事務所開きと記者会見を行った。十勝FCは北海道十勝スカイアースにチーム名を変更、来季からJリーグ参入に向け動きを本格化させる。(内形勝也、北雅貴、塩原真)

 11月28日付で設立された。会見には藤川代表取締役(リーフラス常務取締役)、小池一弘取締役(同取締役最高管理責任者)、昆享康取締役(同取締役SA本部長)、金澤宗一郎取締役(帯広青年会議所2018年理事長予定者)が出席した。同クラブは資本金1000万円で十勝FCの運営主体だったリーフラス(本社・東京)が100%出資する子会社。選手はプロ契約のほか、大半は畑作、酪農などに従事しながら練習に打ち込む予定で、藤川代表取締役は「農業とスポーツを融合させた日本一の地域総合スポーツクラブとして地域活性化を図る」と話した。

◆Jリーガーら15人補強の方針
 藤川代表取締役は会見で現役Jリーガーや国内の強豪大学のレギュラー選手ら15人ほどを補強する方針を明らかにした。現在の21選手のうち残留は半分ほどの予定。藤川氏は「来季は全員で毎日練習し、道リーグ、国体と天皇杯(の道予選)の北海道3冠はもちろん、2019年か遅くとも20年にはJFLで戦う」との青写真を示した。

 藤川氏は補強選手に関して、十勝の畑作農家や酪農家の下で働く選手のほか、プロ契約で交渉している選手の存在も示唆した。読売クラブ、ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)でプレーした藤川氏は「黄金期のヴェルディ(のようなチーム)を十勝で作りたい。サッカーを知らない人が見ても魅了される面白い南米スタイルのプレーを目指す」と力を込めた。

 また、来年中には下部組織のジュニアユースチーム発足に向けて準備を進めていくほか、総合型スポーツクラブとして親会社のリーフラス(本社東京)のノウハウを生かし、サッカーのほか、野球やバスケットボールなどのスクール展開も視野に入れている。

 チーム名の由来は「十勝を象徴する大空と大地をイメージ」(藤川氏)。マスコットキャラクターは帯広市の鳥のヒバリとした。愛称は今後公募で決める。スタッフ、選手がそろった新体制の発表は、来年2月末か3月初旬を予定している。

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  • 記者会見で「黄金期のヴェルディを十勝でつくりたい」と話す藤川孝幸代表(塩原真撮影)

    記者会見で「黄金期のヴェルディを十勝でつくりたい」と話す藤川孝幸代表(塩原真撮影)

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    記者会見で「黄金期のヴェルディを十勝でつくりたい」と話す藤川孝幸代表(塩原真撮影)

  • 記者会見で「黄金期のヴェルディを十勝でつくりたい」と話す藤川孝幸代表(塩原真撮影)

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  • 記者会見で「2019年か20年のJFL入りを」と話す藤川孝幸代表(塩原真撮影)

    記者会見で「2019年か20年のJFL入りを」と話す藤川孝幸代表(塩原真撮影)

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