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おびひろ動物園にイイズナ仲間入り

小さな体と素早い動きが特徴的なイイズナ(塩原真撮影)

 おびひろ動物園(柚原和敏園長)に、キタイイズナが仲間入りした。国内でイイズナを飼育している動物園は珍しく、道内では同園が唯一。ヘビ・カメ舎で飼育し、2日からの冬季開園で人気者になりそうだ。

 イイズナはイタチの仲間で、哺乳類では世界最小の肉食獣と言われる。北海道にはキタイイズナ、本州北部にはニホンイイズナが住む。主にネズミを捕食し、時には自分より体の大きい鳥やウサギを襲うこともあるという。

 同園のイイズナは、9月に弱っているところを保護された。今年生まれた個体とみられ、性別はおそらく雄。体長約20センチ、体重68グラムで、ケージ内を素早く動き回っている。長めの胴と短い尻尾も特徴の一つだ。

 愛称は「えりまき」。現在は首元からおなかの部分が白く、他の部分は茶色だが、冬場は真っ白な毛になるという。同園の獣医師杉本美紀さんは「身近にいる動物だが、見たことがない人は多いと思う。ぜひ見てイイズナを知っていただけたら」と話している。
(松田亜弓)

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