高校生の就活解禁 管内も採用試験スタート
来春卒業予定の高校3年生を対象にした企業の採用試験が16日、全国で解禁された。十勝でも人手不足で売り手市場が進む中、高校生は緊張した様子で試験に臨んだ。
関係者によると、管内ではこの日、十数社が試験を行った。ほとんどの企業は今月中に実施する。
宮坂建設工業(帯広、宮坂寿文社長)本社では管内外の高校生7人が、午後1時から面接と筆記試験に臨んだ。加藤兆基専務執行役員は「地域に根差した企業として、地元の高校生を安定的に採用したい」と話した。
帯広公共職業安定所によると、来春卒業予定の管内高校生2971人のうち、7月末時点の就職希望者は752人。企業側の求人数は1149人で求人倍率は1・53倍となり、昨年の同時期より0・33ポイント高い(池谷智仁)