危険度「A」判定も 帯広で看板安全パトロール
帯広信用金庫の大型看板が落下するなど、道内で屋外広告物の落下事故が相次いでいることを受け、道は全道で安全対策パトロールを実施している。19日には十勝総合振興局と帯広広告美術業協同組合(松原光一理事長)が帯広市中心部の看板の設置状況を点検した。
パトロールは道と一般社団法人道屋外広告業団体連合会が連携して実施。2015年2月に札幌市内で看板が落下して女性が意識不明になった事故を受けて、同年9月から始まった。
この日は午前10時から同組合と同局建設管理部から11人が参加。西2条の平原通りや大通り沿いを歩きながら目視で看板の取り付け状況を確認。さびや破損状況などから危険を判断した看板を記録し、危険度をA~Cでの3段階で評価し写真を撮影した。
最も危険度の高い「A(早急な措置が必要)」と判断した看板も数件あり、後日、修繕を求める通知文書を送付する予定。
松原理事長は「目視では確認できない危険な看板もたくさんある。皆が看板に目を配って意識することが大切」と話した。(高津祐也)