将棋2年連続全国へ 4月 初優勝目指す 連盟十勝支部
将棋の第46回全国支部対抗戦・団体戦(日本将棋連盟主催)道予選で、日本将棋連盟十勝支部(小泉正寛支部長)のチームが優勝し、2年連続の全国大会出場を決めた。メンバーは昨年と同じで本田涼太さん(17)=帯広柏葉高校2年、三段=、中川拓哉さん(26)=帯広市職員、初段=、石川建祐さん(45)=足寄町職員、同。2度目の大舞台に3人は「この大会を目標に調整を進めてきた。優勝を目指したい」と意気込んでいる。
大会は1チーム3人で三段以下が対象。道予選は2月26日に札幌市で開かれ、全道から11チームが参戦した。対局はスイス式トーナメントで行われ、十勝支部は4局中3人とも全勝し優勝。十勝支部として初の全国大会出場を決めた昨年に続き、2年連続で全国切符をつかんだ。全国大会は4月15、16の両日、東京都内で開かれる。
本田さんは柏葉高校で将棋部に所属。昨年は全道高校将棋選手権大会の男子団体、全国高校将棋竜王戦道大会でそれぞれ優勝し、全国に出場した実力者。「昨年はチームにあまり貢献できなかったので、今回は勝ちを上げたい」と意気込みを話す。
石川さんも「自分の将棋をしっかり指してチームに貢献したい」と意欲を燃やす。本田さん、中川さんからは「チームを引っ張ってくれ、団体戦にも強い」と厚い信頼を得る、チームを支える存在だ。中川さんは昨年の北海道・全国大会と今年の道大会では負けなしで、「今回も勝ってチームでも優勝を」と本番を見据えている。(松田亜弓)