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氷の宝石輝く 大津にジュエリーアイス

太平洋から昇る朝日と砂浜に打ち上げられたジュエリーアイス(12日午前7時ごろ、塩原真撮影)

 【豊頃】町大津地区の十勝川河口付近の海岸で、氷の塊「ジュエリーアイス」が姿を現し始めた。12日朝の大津の気温は氷点下23・4度と今季最低を記録する中、カメラを手にした写真愛好家らが早くも訪れている。

 ジュエリーアイスは、凍結した十勝川から海に流れた氷が、波によって砂浜に打ち上げられてできる。メガネのレンズのような薄く小さいものから、畳1枚分を超える巨大なものまでさまざま。もともとあった自然現象だが、2、3年前から道内外の写真愛好家らに注目され始めた。打ち上げられる氷の量は今月下旬からさらに増え、見頃は2月いっぱいまで続く見通し。

 この日午前6時半ごろには、管内外から写真愛好家ら20人が訪れた。札幌市のカメラマン久保陽平さん(26)は「今日は薄い氷が多かったが、これも面白い。ほかでは見られないので、今シーズンはあと2、3回来たい」と話していた。町企画課は「九州からも問い合わせがあるなど今年はかなり注目されている」とし、観光資源としての手応えをつかんでいる。
(関坂典生)

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