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オシドリ、実は毎年つがい交代 きょう「いい夫婦の日」

仲むつまじく身を寄せ合う、おびひろ動物園のオシドリ。色鮮やかな体色が雄(塩原真撮影)

 11月22日は「いい夫婦の日」。仲むつまじい様子を表す「おしどり夫婦」の語源は、おびひろ動物園でも飼育するオシドリ。その言葉通り、常に寄り添うつがいの様子を見ることができる。ただ、子育ては雌だけが行い、毎年つがいが変わるなど意外な一面もある。

 同動物園には9羽のオシドリがいる。雄と確定している5羽は、春の繁殖に向け秋頃から鮮やかな羽に衣替えする。緑や橙色などの美しい姿で、両脇にあるイチョウの葉に似た「イチョウ羽」が特長だ。雌の体色は灰褐色で、雄に比べると地味に映る。

 雄が猛アピールして誕生するつがいは、身を寄せ合うなど常に行動を共にする。ただ、抱卵や育児に雄は関わらない。同じペアになることもあるが、基本的につがいは毎年変わる。

 「おしどり夫婦」のイメージと異なるかも知れないが、つがいでいる間は全力で雌を守る男気を見せるという。柚原和敏園長は「子孫を残すための絆(きずな)が強い」と説明する。

 12月3日から同動物園の冬期開園が始まる。オシドリの夫婦仲や、色鮮やかな雄を確かめてみてはいかが?(池谷智仁)

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