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オリジナル曲「オンネトー物語」発表 50代のおやじバンド

「オンネトー物語」を奏でる「おやじたちのリバティー」のメンバー。左から工藤さん、堀江さん、大柴さん

 【足寄】フォークソング少年が歳を重ね、渋い響きを発している。町内のグループ「おやじたちのリバティー」。最近ではオリジナル曲「オンネトー物語」を発表。メンバーは「自然に生かされていることを表現したかった」と話す。

 「おやじたち」はリーダーでギターの大柴健一さん(55)=会社員=、ギターの工藤健太郎さん(55)=農業=、ボーカルの居酒屋「ららばい」(南2)マスターの堀江誠さん(56)の3人。

 フォークグループ「かぐや姫」世代の大柴さんと工藤さんは、旧上利別中学校時代からの同級生。ギターを手に初舞台を踏んだ学校祭は「女の子にもてたかった」(大柴さん)と冗談まじりに振り返る。以降、2人の人生にはいつもギターがあった。

 上川管内美瑛町出身の堀江さんは20歳のときに足寄に。測量士を経て24歳で居酒屋を始めた。音楽好きで店内でのライブも企画。自身は昨年の「全日本歌唱力選手権 歌唱王」(STV)に出るほどの声の持ち主でもある。

 3人が出会ったのもこの居酒屋で、数十年来の顔見知り。「やってみるか」と思い立ったのが2013年の「オンネトー物語」(同湖の魅力に触れるイベント)。このステージで「おやじたち」が結成された。

 今年10月の同イベントでは「1曲くらいオリジナルで」と「オンネトー物語」をひっさげた。堀江さんが作詞・作曲し、大柴さん、工藤さんがアレンジした。

 深みのあるギター・アルペジオに、低く伸びやかな歌声。五十を超えて見えてきたオンネトーを「地球規模でものを考えられ、自然のサイクルの中でわれわれは生かされていることが理解できる場所」と表した。 3人は今後も引き語りを続け、「歌で町を盛り上げたい」と語る。「おやじたち」ライブへの問い合わせは居酒屋「ららばい」(0156・25・5292)へ。(木村仁根)

◇「オンネトー物語」の歌詞(一部抜粋)
森の声が 聞こえますか
土の声が 聞こえますか
炎の声が 聞こえますか
あなたの心は 微笑んでますか
すべての物に限りがあるように 私たちにも限りがある
足元の小さな生き物 この地球にも命がある
そこから始まる オンネトー物語

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