健康メニュー味わって 帯広保健所が飲食15店と連携
帯広保健所(立花理彦所長)は3~9日の「道民健康づくり推進週間」に合わせ、北海道全調理師会帯広支部(工藤一幸支部長)と連携し、管内の15飲食店で健康に配慮したメニューを提供している。初の試みで同保健所は「健康的でおいしい料理を実感し、日々の食事の参考にしてほしい」と話している。
同保健所によると、十勝管内の成人の肥満率は道内平均より高く、これまでもパネル展などを開催し、栄養バランスなどに注意を促してきた。今回は「いきいき食と健康ネットワーク十勝のヘルスアップ事業」と称し、各店の協力を得て、「1食で120グラム以上の野菜を使用」などの条件に配慮した料理を出している。
工藤支部長が総料理長を務める北海道ホテルでは、「バード・ウオッチ・カフェ」と「和食六郎」で野菜たっぷりのランチをともに1650円で提供。同カフェのメニューはカボチャと豆のコロッケやナガイモ、ニンジンの入った洋風肉じゃが、ナスやパプリカといった温野菜の付け合わせなど。大野公嗣料理長は「野菜は全て十勝産を使い、脂質や塩分を抑えてヘルシーにした」としている。
この他、和洋中の各店が料理を工夫。要望に応じて塩分や油の量を調整できる店もある。店によっては今回のメニューを期間終了後も提供する。(松村智裕)
その他の協力店は次の通り。
欧風中国家庭料理美麗華、レストランホーム、美珍樓西家、ナチュラル・ココ・オーガニックカフェ、フレンチカフェ ル・ボルドー、ペニーレーン、十勝農園、コンドル、春香楼、トラットリアのんびり屋、カフェレストラン繪麗(以上帯広)食堂オレンジ、焼肉御食事処なんだてい(以上足寄)