清水の元気生放送で発信 御影小で特別巡回ラジオ体操
早朝のさわやかな空気を吸ってラジオ体操を行う参加者
【清水】ＮＨＫラジオで全国に生放送する「特別巡回ラジオ体操・みんなの体操会」（かんぽ生命保険、ＮＨＫ、ＮＰＯ法人全国ラジオ体操連盟主催）が１２日、御影小学校グラウンドで行われた。今年の特別巡回は、道内では清水町のみ。青空の下、町内外から参加した約７００人が早朝から伸び伸びと体を動かし、十勝・清水の元気を全国に届けた。
今年の特別巡回は、４月の鳥取県境港市を振り出しに、夏期を除いて１０月まで全国１０会場で行われる。清水町では御影小（近藤弘子校長、児童１４０人）の開校１００周年事業として実施され、町と町教委、町特別巡回ラジオ体操実行委員会が共催した。同校の児童約１００人や地域住民をはじめ、北見や釧路、根室管内別海町などから愛好家が多数集まった。
開会式では高薄渡町長が「御影小が未来に向かって成長できることを誓い合い、朝の体操で元気な一年を過ごそう」と呼び掛け、押切久司かんぽ生命帯広支店長、山本健一局長ＮＨＫ帯広放送局長、齊藤健次十勝地区ラジオ体操連盟会長があいさつした。
午前６時半、ＮＨＫラジオ第１放送の全国生放送が開始。テレビやラジオでおなじみの体操指導・鈴木大輔さんの「イチ・ニ・サン」の掛け声と加藤由美子さんのピアノ生演奏、アシスタントの松下亜実さん、清水沙希さんの体操に合わせ、参加者は早朝のさわやかな空気を胸いっぱいに吸いながら、心地よい汗を流した。
御影小５年の土橋大牙君は「学校から全国に発信できてうれしい。夏休みも頑張って参加したい」と話し、近藤校長も「記憶に残る貴重な体験だった」と笑顔を見せた。巡回は特別巡回と夏期巡回があり、夏期巡回は今年、江別市など道内３会場で行われる。
（小寺泰介）
