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筆走らせ熊本応援 江陵高校書道部、思いを形に

「明るさや力強さを伝えられたら」と書き上げた作品と書道部の生徒たち

 【幕別】江陵高校(鈴木譲二校長、生徒387人)の書道部(乙部日菜部長、部員25人)は、熊本地震の被災地を応援する作品を制作した。横3メートル、縦1・5メートルほどの紙に部員たちが思いを込めて筆を走らせ、熊本県のマスコットキャラ「くまモン」のイラストも入れた。同校のホームページやインターネットの動画サイトに載せ、被災地に実物も贈る予定だ。

 同校は生徒会が中心となって18~22日に募金活動を行うなど、支援の取り組みを進めてきたが、書道部でも独自に何かできないか生徒たちが考えた。

 「想いは大きな力になる-」で始まる作品は、部員全員で言葉を考え、2・3年生の8人が1行ずつ書いた。彩色などの仕上げは全部員で取り組んだ。

 今後、同校のホームページで紹介する他、制作過程も含めた動画を「YouTube」などに投稿し、被災地の人々に見てもらう計画だ。今も余震が続き、多くの人が避難している現地の状況が落ち着けば、何らかの方法で現地に贈りたいという。

 乙部部長(17)=3年=は「募金活動も行ったが、私たちからは直接何もできることがなく、つらい。書道で明るさや力強さを、どんな形でもいいので伝えられれば」と話している。

 作品には「くまモン」も3体描いた。インターネットなどでくまモンを描いて応援する動きが全国に広がっており、同県は被災地応援の目的の場合、キャラクターを許諾不要で使用できるようにしている。(眞尾敦)

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  • 江陵高校書道部が熊本地震被災地支援のために書いた作品

    江陵高校書道部が熊本地震被災地支援のために書いた作品

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