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絵画の返礼品に申し込み1件 芽室・ふるさと納税

返礼品として贈られる「希望(ひまわり)」と村元さん

 【芽室】ふるさと納税を通じて50~100万円を町に寄付した場合の返礼品となっている、画家の美術館(町中伏古5線)の村元美海館長の絵画に、道外から1件100万円の申し込みがあった。返礼品リストに載っていたとはいえ、村元館長は多額の寄付に驚きつつも、自作の絵で町に還元できることを喜んでいる。

 町は昨年5月、町外在住者のふるさと納税に対する返礼品の送付を始めた。村元館長の絵画は、旧中伏古小学校の校舎を利用して創作活動を行う同館のPRも兼ね、今年3月に返礼品に加わった。

 絵画は寄付額50万円が対象の6点、同100万円が対象の6点。納税者はインターネット上の専用サイト「ふるさとチョイス」で気に入った作品を選び、寄付できる。21日に道外在住者1人が100万円を町に“納税”して申し込んだ。

 申し込みがあったのは、100万円の寄付を対象とした「希望(ひまわり)」。縦53センチ、横45・5センチの10号の大きさ。色鮮やかなヒマワリが力強く描かれた油絵で、村元館長は「厳しい自然の中でも希望の光を求めて咲き誇るヒマワリと、人間の生き方を重ねて描いた」という。

 村元館長は「美術品は嗜好(しこう)性が高く、納税者に返礼品として選ばれるとは思っていなかった」と驚く。開館から23年間、地域住民などの協力で運営できたことを振り返りながら、「お世話になった芽室に恩返しできてうれしい」と語る。

 町のふるさと納税の返礼品は当初、1万円分の寄付にしか対応していなかったが、3月から村元館長の絵画と、「剣山どさんこ牧」(川原弘之代表)の北海道和種馬(ドサンコ)オーナー権(100万円)が返礼品に加わった。(深津慶太)


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